循環器内科 心筋梗塞

アデノシン

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アデノシン

アテ゛ノシンは単に冠抵抗血管を拡張するのみならす゛、心筋や微小循環の保護効果か゛ある。STEMI症例において24~48μgのアテ゛ノシンをカテーテルから責任冠動脈の遠位部 に注入した検討て゛は、PCI 後の冠動脈血流、心筋能か゛ 改善し、予後も改善したとしている13)。しかしなか゛ら、アテ゛ノシンの持続静脈投与て゛は梗塞サイス゛の縮小効果は乏しいとされている。

?Na+-H+交換系阻害薬

Na+-H+交換系阻害は細胞内 Ca2+過負荷を抑制することにより、虚血-再灌流障害を軽減する可能性か゛ある。実験的には冠微小循環機能を改善し、心筋血流 を改善する効果か゛ある。しかし、臨床例におけるAMITY試験において14) て゛は、Area at riskの大きい症例のみにしか心筋梗塞サイス゛の抑制効果を確認するに至っておらす゛、投与タイミンク゛、投与量なと゛に関して、また゛検討の余地か゛ある。

ニコランシ゛ル

ニコランシ゛ルはKATP チャネル開口薬と硝酸薬 NOのハイフ゛リット゛て゛ある。抵抗血管の血管内皮細胞にあるKATP チャネルは開口することにより血管拡張作用を有し、心臓に対する前負荷、後負荷の軽減とともに心筋血流の増加効果か゛期待されている。ミトコント゛リア表面のKATP チャネルは、フ゜レコンテ゛ィショニンク゛の細胞内シク゛ナル経路における end effectorて゛あることか゛知られている。そのため、ニコランシ゛ルは虚血心筋保護効果を増強する作用か゛期 待されている。STEMIに対して PCIを行った患者におけるニコランシ゛ル追加療法の有効性を示す報告は、おもに小規模て゛単施設という限定はあるものの多くの報告か゛ある。Iwakuraらのメタ解析 15) の報告て゛は、ニコランシ゛ル投与によりPCI 後の良好な冠血流を示す TIMI 血流分類3 が高率に認められた。また、ニコランシ゛ルの冠動脈内投与はno reflow部位を含む梗塞心筋の血流増加と慢性期壁運動の改善や冠微小血管抵抗指数の改善に有効て゛あると報告されている。急性心筋梗塞治療は “Time is Muscle”であり、可及的早期に質の良い再灌流を得る努力を怠らないことに尽きる。治療戦略においても、煩雑な手技に手間をかけるよりも、スムーズに安全に再灌流を心がけることを忘れてはならない。そのためにも、個々の症例で、的確で迅速な病態把握、適切な治療手技の選択、そして素早い薬物療法の選択が重要であり、それにより長期予後の改善に努めることが求められる。

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