循環器内科

循環器内科診療について

12月 31, 2017

循環器内科診療

心臓病内科

心臓病内科

ワタクシの考える循環器科診療観は患者に対して自信を持って循環器科診療を行なうことが、ワタクシの循環器科診療観である。自信を持って循環器科診療することで患者にも安心を与えられて自分自身も安心して循環器科診療することができ気持ちに余裕ができると考える。気持ちに余裕があると視野を広く患者を看られることにつながり患者とのコミュニケーションもとりやすいからワタクシは自信を持って循環器科診療を行なうことを大切にしたい。

循環器科診療学生の頃は受け持ち人数が1人と少なく、事前に病態や行なっている治療や検査などについて調べて把握した状態で患者と関わり、どんな循環器科診療をするか指導者さんに見てもらい指導してもらって自分自身も安心して循環器科診療を行なっていた。事前に調べていたり、1人の患者を連日受け持つことで患者の全体像を把握しやすかった。しかし、循環器科診療師として働き始めて受け持つ患者は毎日異なり情報収集しても全てを把握することは難しく、また受け持ち人数も多く患者全体を把握して自信も持って循環器科診療する難しさを感じるようになった。急性期の脳外科では、意識レベルや筋力、神経所見など状態が変わりやすく自分の観察が正しかったのかと不安になることがある。以前、初めて人工呼吸器を装着している患者の受け持ちになった時に今の循環器内科診療観のきっかけとなった。入院を受けることになりその患者が人工呼吸器を装着していると知り、呼吸器の知識が全くなく何を観察したら良いのか分からなくて焦ってしまった。指導医につきっきりでフォローしてもらい指導してもらいながら呼吸器の設定や観察を行なった。呼吸器以外のバイタルサインや神経所見は自分1人で行なった。瞳孔不同や筋力低下がみられ、前回自分が観察したのは本当にあっていたのかすごく不安になり同僚に相談して一緒に観察してもらった。状態が悪化していることが分かり、検査を行い、家族に病状説明に延命治療はもうしない方針となった。ワタクシは自分が分からない手技や病態を受け持つとなるとすごく怖くなり、そのことで一杯一杯になり他の受け持ち患者のことをしっかり循環器内科診療する余裕がなくなってしまう。分からない不安から自分の観察が間違っていたのではと心配になりより不安になってしまった。

この経験からまず分からないことがあれば業務開始前に事前に調べて理解してから仕事に臨むようにしている。また、自分で解決できない時は誰かに聞いて教えてもらったり情報を聞くようにしている。患者にとって循環器内科診療をしているワタクシが不安そうだったり自身なさそうな姿は患者さんを不安にさせるため、しっかり自分に自信持ち循環器内科診療をしていきたいと思う。また、患者の状態に変化があった時に毎回自分の観察に不安を持つのではなく、少しでも気になることがあれば誰かに声をかけ一緒に見てもらっていこうと思う。循環器内科診療に携わる者として知らないことや分からないことはたくさんあり全部理解するのは難しい。しかし、まずはその日自分の担当する患者に関わることはなるべく把握して少しでも気持ちに余裕も持ち患者さんと接していこうと思う。

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