僧帽弁の前尖が逸脱すると収縮期雑音は左腋窩に放散する。
Austin-Flint雑音は大動脈弁閉鎖不全で聴かれる低調性拡張期雑音である。Carey-Coombs雑音は重症僧帽弁閉鎖不全で聴かれる拡張中期雑音である。
上行大動脈が拡張している大動脈弁閉鎖不全の拡張期雑音の最強点は胸骨右縁にある。
僧帽弁狭窄症では、弁口が狭く重症になるほど左房圧が上昇し、等容拡張時間が短縮するため僧帽弁開放が早くなる。そのため、Ⅱ-OS時間が短くなる。
大動脈弁狭窄症の手術適応は弁口面積1.0平方cm以下、弁通過血流速度4.0m/s以上、弁間平均圧較差40mmHg以上で有症状の例、無症状でも左室駆出率が低下している例、無症状でも弁通過血流速が5.0m/s以上または平均圧較差が60mmHg以上の例。
僧帽弁逸脱症候群、女性の発症は男性の2倍である。
僧帽弁逸脱症候群、突然死を惹起する因子は僧帽弁閉鎖不全の存在、高齢、男性などがある。
僧帽弁逸脱症候群は全感染性心内膜炎の原因疾患の約3分の1を占める。
僧帽弁逸脱症候群、開放骨折などの外科処置の際には十分な抗菌薬投与が必要である。
WPW症候群の頻度は1,000人に3,4人。
WPW症候群にジゴキシン、ベラパミルは禁忌。プロカインアミドを使用。
プロカインアミド=アミサリン