循環器内科

循環器分野の国内研究施設を維持するベーリンガーインゲルハイム

4月 5, 2016

循環器分野の国内研究施設を維持するベーリンガーインゲルハイム

ベーリンガーインゲルハイム

ベーリンガーインゲルハイム

外資系企業にしては珍しく、日本国内に研究施設を維持する方針だ。

独製薬大手、京大と難聴治療薬研究 細胞再生へ新薬開発
日経新聞 2016/3/31
独製薬大手のベーリンガーインゲルハイムは、京都大学と組み難聴治療薬の研究を始める。耳の奥の内耳にある重要な細胞を再生させることができる画期的な新薬の創出を最終目標とする。京大が外資系製薬と初期段階から創薬研究するのは珍しい。まず4月からの3年間で、京大の研究成果を基に重要な細胞が損傷する原因と再生手順の特定をめざす。
ベーリンガーは外資系製薬大手のなかで唯一、日本に創薬の研究所をもち続けている。循環器や呼吸器など5領域を重点疾患に掲げる同社にとって難聴は経験の乏しい領域だが、治療法が現在はまだ無い疾患の解決を重視する経営戦略の一環として、日本発の創薬に京大と挑む。
具体的には同大内耳研究グループの中川隆之講師や同社の技術者計10人程度が、音の振動を電気信号に変換して脳に伝える「内有毛細胞」を再生する新薬の研究に取り組む。世界で最も多い身体障害の一つである感音難聴を対象にする。
研究費は年数千万円のもよう。感音難聴は内耳の細胞や神経の問題で起きる。完治が難しいとされる一方、最近は治療薬の可能性を示す研究成果の発表が相次いでいる。

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