私のオルメテック処方経験
イルベサルタンの登場で出揃った感のあるARBであるが、国内売上トップ3は以下のようになっている。
1番:ブロプレス(一般名:カンデサルタン)武田薬品工業
2番:ディオバン(一般名:バルサルタン) ノバルティス・ファーマ
3番:オルメテック(一般名:オルメサルタン)第一三共
私のお気に入りは第一三共のオルメテックである。今年で発売5年目と後発だが、その降圧効果の高さから着実にシェアを伸ばしてきている。降圧利尿剤との併用が多いが、最近ではフルイトラン1mg錠の発売もあってますます使いやすくなってきている。
本日は他剤からの切り替えや利尿剤との併用の経験を中心に、私のオルメテック処方経験についてお送りした。 他剤からの切り替えの有効率の高さもさることながら、利尿剤との組み合わせでさらに強力な降圧作用が得られることがお分かりになるだろう。第一三共は他社とはことなりオルメサルタン+HTCZの「利尿剤合剤」を出していないが、計画は進んでいる模様だ。それよりもアゼルニジピン(カルブロック)との合剤を間もなく発売予定である。以下に今後の予定をまとめた。大いに期待したい。
オルメサルタン(オルメテック)+アゼルニジピン(カルブロック)合剤 “CS-866AZ”が国内での製造販売承認申請中。
オルメサルタン+ヒドロクロロチアジド(お馴染みの利尿剤合剤)は国内Phase2。
オルメサルタン+アムロジピン合剤は米国で発売中 “AZOR”、欧州で承認済 “SEVICAR”
?さらに米国ではAZORにヒドロクロロチアジドを配合したCS-8635 Tribenzor が Phase3にある。