循環器内科

循環器内科とは血管(動脈、静脈)の病気と心臓の病気を扱う内科だ

11月 7, 2018

循環器内科とは血管(動脈、静脈)の病気と心臓の病気を扱う専門科だ。

循環器内科

循環器内科

循環器疾患を持つ患者さんの症状には動脈硬化による心筋梗塞や、普段の生活の中から不安的要素が生じ、それが精神的な症状に表れるなど、幅広いものである。よって、循環器内科では問診による診断や検査を行い、循環器による疾患、症状の有無について患者様に分かりやすく説明し納得していただいた上で治療、診察を進めていくよう取り組みます。また、診察の結果で一刻を争う場合もあるため迅速な処置を行います。健診などで異常を指摘された方、どこに相談に行ってよいか悩んでいる患者さんは、ぜひ当院にご相談下さい。高血圧や糖尿病など持病をもつリスクの大きい患者さんは、定期的に当院で診察を受けていただくことをお薦めします。

循環器内科疾患の症状

・動悸、息切れ、胸の痛み、胸の圧迫感

・呼吸困難、チアノ─ゼ、背部痛、

・めまい(非回転性、失神性めまい)、立ちくらみ、むくみ、

・失神、意識消失発作、など

循環器の主な病名

脳卒中、高血圧症、不整脈、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)など、色々な病名があります。

人は血管から老いる

「人は血管から老いていく」と言われます。

近年よく耳にするようになった「血管年齢」とは血管の老化度、つまり動脈硬化がどれだけ進んでいるかをあらわすものです。現代では食事やストレスなどの影響で、実年齢よりも血管年齢が高い人が増えています。肌を美しく保つために毎日のスキンケアが欠かせないように、血管を若くしなやかに保つためには、毎日の正しい生活習慣が大切です。身体のすみずみまで栄養を行き届かせている動脈。動脈をはじめとする血管は弾力性に富んでいますが、年をとるとともに血管にも老化現象が起こります。弾力性が失われて硬くなったり、内部にさまざまな物質が沈着して血管の通り道が狭くなり、流れが滞るような状態を「動脈硬化」と言います。また、動脈硬化が起こることが原因で、身体にさまざまな症状が現れるものが動脈硬化です。動脈硬化が進み狭心症・心筋梗塞に至ると死に至る危険性が高くなってしまいます。狭心症の場合は、胸の圧迫感や痛みなど一時的な発作ですむことが多いのですが、進行して心筋梗塞を起こすと失神するような激しい痛みに襲われ、最悪の場合には心臓の停止・突然死を招くことがあります。狭心症・心筋梗塞を予防するには、動脈硬化の原因となる糖尿病、高血圧、高脂血症などにならへんようにすることが大切です。太り過ぎや過労、過度のストレスを避け、適度な運動と睡眠を心がけるなど、血管に負担をかけないようにしましょう。

心不全

心臓は、全身に血液を送るポンプの役割を果たす大切な臓器です。全身をめぐって炭酸ガスを含んだ血液(静脈血)を肺に送る右心房・右心室(右心系)と、 肺で炭酸ガスが酸素に交換された血液(動脈血)を全身に送る左心房・左心室 (左心系)とで成り立っています。心不全とは、心臓のポンプ機能が低下し、体の各組織が必要とする量の血液を供給できない状態を表します。つまり、心不全は病気ではなく、機能が低下しとる病態を指すのです。

高血圧症

ほとんどの場合は、発症の原因を特定することができない本態性高血圧です。患者様の約9割を占め、遺伝的素因と生活環境が複雑に絡み合って発症すると考えられていますが、詳しいことは分かっていません。高血圧は生活習慣病の代表といってもよい病気で、血圧を上げるものとして以下が考えられています。

・飯の食い過ぎ
・塩分の取り過ぎ
・太り過ぎ
・タバコの吸い過ぎ
・酒の飲み過ぎ
・ストレス
・運動不足

残りの1割程度は、腎臓や内分泌、血管系の疾患、神経の病気など、高血圧の原因が明らかなもので、二次性高血圧とよばれています。

低血圧症

低血圧は、一般的に最高血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満であることを言います。高血圧症と違って、心血管系疾患の発症率も低いため、病気とみなされないことがありますが、原因となる他の病気があって起こる低血圧もあるために注意が必要です。低血圧は、症状が複雑であるがゆえに、時には日常生活に支障をきたすこともあるので、本人にとっては深刻な問題です。医療機関で検査を受けた上で、生活の工夫をするなどして症状を改善するようにしましょう。

不整脈

心臓には4つの部屋があります。上側の右心房と左心房が血液を受け入れ、下側の右心室と左心室が血液を送り出しています。これら4つの部屋がリズミカルに収縮することで、心臓は絶え間なく全身に血液を送り出しています。このリズムを作っているのが心臓の上部にある洞結節(どうけっせつ)と呼ばれる部分で、これが1分間に60~80回の電気刺激を発生させて心臓を規則正しく収縮させています。不整脈とは、この電気刺激が正常に働かなくなり、脈が不規則になってしまう状態のことで、動悸や息苦しさを感じ、ひどくなると血圧が低下し、失神やショックを起こすこともあります。

糖尿病内科クリニックでは、糖尿病診療のみならず、循環器疾患の治療にも力を入れています。

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