循環器内科

心血管疾患を防ぐには地中海食と和食のミックスが理想的

10月 12, 2016

心血管疾患を防ぐ食事

動脈硬化性疾患

動脈硬化

和食は3大栄養素のバランスがとれた世界を代表する健康食です。しかしながら、最近の日本人の食生活は、栄養バランスが乱れ、肥満・糖尿病などの生活習慣病は増加の一途をたどっています。和食は、日本に昔からある優れた文化だ。毎日の食生活の中で意識してとりいれることで、栄養バランスの乱れを是正することができます。

地中海式食事様式は、心血管疾患、糖尿病、癌、認知症等の予防になることが知られています。他の地域の国々でもたびたび検証され、米国糖尿病学会では1994年より食事療法として推奨しています。その特徴は全粒の穀物、緑黄色野菜、果物、豆類・ナッツ、きのこ類をたくさん食べ、赤肉の摂取は少量で魚介類が多く、油はオリーブオイル主体といった点があげられます。

和食と地中海食は共通した食材で楽しめる料理です。現代の日本の食生活から、ω3とω9不飽和脂肪酸摂取、野菜、果物、全粒粉の穀類を増やし、動物性食品(赤身の肉や肉製品、牛乳や乳製品)の摂取を抑え、塩分を抑えると、地中海式食事様式になります。この概念を和食に導入したものが「地中海式健康和食」です。

地中海食を日常生活のなかでどのように取り入れれば良いでしょうか。地中海式食事様式はインクレチン効果を高めること等で薬物療法を際立たせることがわかっています。種々の要因が考えられますが、オリーブオイルや魚介類にはインクレチン分泌促進効果がみられ、インスリン分泌促進、腸管運動抑制により食後高血糖を抑制します。また、地中海式食事様式の特徴であるGI値の低い全粒穀類、繊維の多い野菜も高血糖を抑制します。薬物療法の効果を高めるためにも地中海式食事様式を日々実践されることをお勧めします。

-循環器内科
-

© 2020 船橋市の内科 | しもやま内科 | 心臓病内科、循環器内科