糖尿病内科

糖尿病治療

2月 20, 2009

糖尿病治療

糖尿病内科

糖尿病内科

糖尿病治療は、病気を知ること、予防や生活習慣の見直し、治療

の3本柱から成り立っています。

しもやま内科では、病気を知るための健康教室予防や、生活習慣の見直しのための、糖尿病教育入院システム、糖尿病外来での治療を行い、糖尿病治療に励み、地域の皆様のお役にたちたいと思っています。

糖尿病の合併症に対しては、「糖尿病性腎症」は、腎臓内科と連携をして、「糖尿病性網膜症」は、眼科と連携をして治療を行っていきます。

こんな方が参加されています。家族が糖尿病の方、、健康診断で「糖尿病になりかけている」と指摘された方、脳梗塞と糖尿病は関係があると聞き、心配になった方、糖尿病治療開始直後の方、診察に来て、興味を持った方、食事療法で糖尿病を改善したい方

日本の成人の5人に1人が糖尿病または予備群となってしまいました。糖尿病はとても身近な病気です。しかし、初期の自覚症状があまりないため、「気がついたときには遅かった…」になりかねません。当院には、糖尿病対策チームがいます!

日本糖尿病学会糖尿病専門医・研修指導医を中心に看護師、理学療法士、臨床検査技師、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなど様々な職種がチームになって、糖尿病治療の質の向上と標準化、糖尿病療養指導活動促進に励み、患者様のQOL(生活の質)向上を目指しています。当院では糖尿病教育入院も実施しています。糖尿病になる前に、または早期治療のために、糖尿病教育入院を上手に活用しましょう。

糖尿病教育入院の内容

糖尿病教育入院では、糖尿病に関する各種検査(脳梗塞・心筋梗塞などの合併症に関連した検査含む)、多職種による糖尿病に関する各種療法等知識の説明を受け、皆様の状態に応じたオーダーメイドの自己管理方法を学ぶことが出来ます。引き続き船橋市糖尿病をご覧ください。

糖尿病とは

糖尿病とは、エネルギー源を必要としている細胞に、ブドウ糖がうまく運ばれず、血液中に溢れてしまう状態が続き、からだ全体のエネルギーが不足する疾患です。血液中のブドウ糖の濃度が高くなった状態をいわゆる高血糖と呼んでいます。

糖尿病は自覚症状無しに進む、サイレントキラーです。糖尿病が進むと次のような症状が出ます。

喉の渇きや尿の量・回数が増加
体重の激減
だるさ、疲労感
目がかすむ
尿に糖が出る
立ちくらみ 等

糖尿病は4タイプに大別されます

1型糖尿病

膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が、自己免疫やウイルス感染などにより、破壊されて、身体の中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こります。

2型糖尿病

両親からの遺伝で、インスリンがもともと出にくい体質(両親にはっきり糖尿病の方がいなくても糖尿病遺伝子は隠れていることがあります)を持つ条件と、運動不足や脂肪の過剰な摂取などの生活習慣の結果、インスリンの働きが悪くなる条件が組み合わさって発症します。
日本の糖尿病患者さんの約95%以上の方は2型糖尿病タイプです。

その他の糖尿病

その他に遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気などが原因となるもの、妊娠糖尿病などがあります。

以下のチェック項目が多いほど糖尿病のリスクが高いといえます。
是非生活習慣の見直しにお役立てください。

肥満である
野菜や海草等をあまり食べない
朝食を食べない
食べ過ぎている
お酒をたくさん飲む
運動不足である
毎日のおやつが欠かせない
脂っこい食事が好き
夕食が遅い時間でたくさん食べてしまう
ストレスがたまっている
家族に糖尿病の方がいる

糖尿病の合併症

糖尿病を放っておくと合併症を引き起こします。
次の合併症が糖尿病の三大合併症といわれるものです。

糖尿病神経障害

合併症の中で最も早く出てくるのが糖尿病神経障害です。
足や手の末梢神経障害の症状の出かたは色々で、手足のしびれ、ケガやヤケドの痛みに気づかないなどです。
そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなど色々な自律神経障害の症状も現れます。

糖尿病網膜症

糖尿病は全身の血管が壊れていく病気です。特に毛細血管、すなわち末端の細い血管が壊れたり詰まったりすることで、眼の病気を引き起こします。眼の中にはカメラのフイルムにあたる、網膜という膜があります。糖尿病になると網膜の毛細血管が詰まり、網膜の組織に十分に酸素や栄養を与えることが出来なくなります。また毛細血管の壁が壊れると、血液の成分が網膜に浸み出し、出血やむくみを引き起こし、視力が低下してゆきます。視力の中心となる黄斑部にむくみを生じると、深刻な視力低下に陥ることがあります。また酸素不足に陥った網膜から、眼の硝子体という内腔に向かって新生血管という、脆弱な血管が作られ、これが破れると眼の中に大量に出血し、突然見えなくなります。網膜剥離を引き起こすこともあり、最悪の場合には失明する場合もあります。また糖尿病患者さんは白内障になりやすく、重症な網膜症では血管新生緑内障という、重篤な緑内障も併発することがあります。糖尿病網膜症は、失明寸前まで自覚症状のないままに進行する場合があります。網膜症による失明を防ぐには、網膜症の早期発見が必須です。糖尿病と診断された場合は、自覚症状の有無にかかわらず、まず眼科を受診しましょう。そして定期的は眼底検査を受けましょう。

糖尿病腎症

尿を作る腎臓の糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、だんだん尿が作れなくなります。すると人工透析といって、機械で血液の不要な成分をろ過して、機械の中で尿を作らなければなりません。週に2~3回、病院などで人工透析を受けるようになるので、日常生活に大きな支障を及ぼします。

糖尿病の治療法

食事療法

糖尿病の最も効果的で重要な治療方法です。適切な分量の食事で、必要とする栄養を摂取できるようにコントロールします。特に食べてはいけない食品があるわけではありませんが、外食や間食、アルコール等は1日に摂取するエネルギー量が過剰になりやすいので、注意が必要です。必ず医師の指導の下、バランスの良い食生活を送りましょう。

運動療法

食事療法と同様、糖尿病の基本となる治療方法です。運動によってブドウ糖や脂肪酸の体内での利用を促進させ、血糖値の低下、およびインスリン抵抗性の改善を行います。但し、合併症がある場合、薬剤で治療している場合は運動が制限されることもありますので、運動の種類や時間・回数等、必ず医師の指導の下、適切な運動を心がけましょう。

薬物療法

糖尿病の薬物療法には、経口血糖降下薬とインスリン注射があります。1型糖尿病ではインスリン注射をします。2型糖尿病では食事療法や運動療法で改善されない時に、経口血糖降下薬やインスリン注射を使います。特にインスリン注射は、不足している、もしくはうまく作用していないインスリンを補い、自分の膵臓を休める役割もあります。したがって、最も体に優しい治療法です。決して糖尿病がひどくなったから用いるものではありません。

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